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神奈川県東部を中心としたサイクリングや日頃のことを

【サイクリング】あづみ野やまびこ 自転車道(2023.06.17)

あずみ野やまびこ自転車道

松本に用事があってクルマで往復することになり前日の夜に前泊して、前からちょっと気になってた『あずみ野やまびこ自転車道』を北松本付近から出発して走ってきました。運よく天候に恵まれ堪能できましたので簡単に紹介したいと思います。

『あずみ野やまびこ自転車道』について

正式名称は「長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線」となっていて、穂高から松本を経て塩尻までというとかなりの距離がありますが、どうやらまともに整備されているのは安曇野市の区間だけであるみたいです。

長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線 - Wikipedia

安曇野市の区間はその大半が「拾ヶ堰(じっかせぎ)」と呼ばれる用水路に沿っています。そのため全区間を通じてほぼ平坦で、距離も15km前後と長くないため用事を済ませる前に気軽に走りにいくことができました。

用水路にかかる橋も多いのですが、自転車道がアンダーパスになっていて止まらずに走り抜けられる箇所はそこそこありました。実際のところ自転車道と用水路にかかる橋の道路が平面交差になっている場合が多く、そうした場所は標識が止まれであってもそうでなくても注意が必要です。路面はサイクリングロードとしては半端な整備具合で、ロードバイクの人にはきっと楽しくないでしょう。ただ澄み渡る青空の気候でしたが、人も自転車も少なく空いていて小径車や折りたたみ自転車でアルプスの山並みを眺めながらのんびり走るには景色もよく向いている印象です。

コースには標識や案内板も多く設置されていて、ごく一部を除いてわかりにくいところはありません。一部のわかりにくいところについては参考になればとこの記事で触れています。

コースデータ

北松本~平瀬橋~あずみ野やまびこ自転車道起点

北松本~平瀬橋:4.1km
安曇野やまびこ自転車:15km

サイクリング記録

松本側から走る場合は、国道19号の平瀬口交差点を左折して平瀬橋を渡り最初の信号を渡って更に反対側に横断して少し先に進んだところにわかりにくい入口があります。このあたりは特に路面が荒れていて「本当にココ?」と不安を感じました。でも441号の看板がありますのでそこを入れば大丈夫です。

標識に沿って進んでいくと梓川にかかる歩行者・自転車専用の橋がかかっています(橋の上からの梓川の眺望も素敵でしたが写真撮り忘れました)

このあずみ野橋(全長274m)を渡っていくと、梓川の下に拾ケ堰をくぐらせた大工事の切削に使ったというドリルの先端が記念に展示してあります。こんな大きな河原の更に下を用水路が横断しているなんて驚きでした。 

信州の農業資産 第1回「拾ヶ堰」(安曇野市)|地域情報|長野県のおいしい食べ方

あずみ野橋 と 拾ケ堰 シールドマシーンフェイス モニュメント

ここからは拾ケ堰に沿って、安曇野の田園風景の中を進んでいきます。サイクリングロードとはいえ自転車で走っている人は少なく、散歩している人をちらほら見る程度で快適そのもの。

途中下の画像の付近で拾ケ堰から離れる箇所があります。事前にGoogleマップで経路を引いてSuperCycleにいれて走っていたので悩むことはありませんでした。

安曇野市堀金烏川で拾ケ堰から離れる区間

拾ケ堰に沿って走るのがメインのサイクリングロードですが、ハイライトは今回走った向きだと後半にあたる烏川沿いのところかもしれません。このあたりは路面状態もよく速度も出せます。ベンチと看板が置いてある眺望ポイントもありました。

北アルプスと烏川 ビューポイント

ここから終点(看板は起点ですが)まではあっという間です。起点はこのような看板が立っているだけであっさりしたものです。全く走り足りないうえに時間も余ったので大王わさび農場まで走ってわさびソフトを食べて帰ることにしました。

穂高駅の駅舎は新しい上にとても立派な作りで、後から調べてみると穂高神社を模しているのだということです。二両編成で日中1時間にほぼ1本程度しか走っていない大糸線ですが、乗客は結構多くて松本に近づく頃には立ち客でほぼぎっちりでした。

今回は空き時間を使ってのショートサイクリングでした。次の機会ではもっとじっくりと安曇野を巡ってみたいところです。